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市場概況<2015年10月第3週>

~ECB12月緩和の可能性を示唆、中国利下げ発表でリスクオン~

10月19日から23日のマーケットは、ECBの緩和期待や中国の利下げ等でリスク先行の方向へ。株式市場は上昇し、ユーロや円は対ドルで弱含みました。週初は、中国リスクが意識される中、同国7~9月期GDPが注目され、結果は6.9%と政府目標の7%割れとなったものの、予想+6.8%は上回っており、まずまずの内容に。
また、週中のECB理事会では、金融政策の現状維持を発表。ドラギ総裁の会見において、12月会合で政策金利の引き下げを含む追加緩和策を検討することが示され、ユーロは主要通貨に対し下落。対ドルで約2か月振りの安値水準となりました。ドル/円も引っ張られる格好で、約1か月ぶりの121円を目指す展開。30日に行われる日銀金融政策決定会合での追加緩和期待も下支えになったようです。週末に中国による利下げ発表があり、こちらも市場のムードを後押ししました。米7~9月期企業決算では、ドル高の影響等で主力企業の弱い決算内容が相次ぎましたが、9月中古住宅販売件数は力強く、住宅市場のその固さを確認。
日経平均株価の週末終値は、18,825.30円と前週末比+533.5円。8月31日以来、約2か月ぶりの高値水準で引けました。NYダウの週末終値は、17,646.70ドルと前週末比+430.73ドルで引け。チャイナショック前の水準を取り戻しました。また、カナダでは総選挙があり、トルドー党首率いる自由党が単独過半数で勝利。10年振りに政権交代を迎え大きな節目も。今週は、27~28日FOMC(米連邦公開市場委員会)、30日日銀金融政策決定会合が注目されます。

為替レート終値
 ドル/円 121.41円  豪ドル/円 87.65円
ユーロ/円 133.72円  NZドル/円 81.98円
 ポンド/円 185.92円  南アランド/円 8.90円
 カナダドル/円 92.15円  スイスフラン/円 123.94円
※週末の東京金融取引所清算価格より 
今後の注目指標
10月26日(月) ・米 9月新築住宅販売件数(年率換算件数)
10月27日(火) ・米 米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
・日 9月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
・ユーロ圏 9月マネーサプライM3(前年同月比)
・英 第3四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
・米 9月耐久財受注(前月比)
・米 8月ケース・シラー米住宅価格指数
・米 10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
10月28日(水) ・日 9月小売販売額(前年同月比)
・豪 第3四半期消費者物価(CPI)(前期比)
・米 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
・米 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
10月29日(木) ・日 9月鉱工業生産・速報値(前月比)
・豪 第3四半期輸入物価指数(前期比)
・英 9月消費者信用残高
・英 9月マネーサプライM4(前年同月比)
・ユーロ圏 10月消費者信頼感(確定値)
・米 前週分新規失業保険申請件数
・米 第3四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
・米 9月住宅販売保留指数(前月比)
10月30日(金) ・日 日銀金融政策決定会合、終了後決定内容発表
・日 9月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
・日 9月失業率
・英 10月GFK消費者信頼感調査
・豪 第3四半期卸売物価指数(PPI)(前年同期比)
・日 9月新設住宅着工戸数(前年同月比)
・日 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
・ユーロ圏 9月失業率
・米 9月個人消費支出(PCE)(前月比)
・米 10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
 主要国の政策金利等
 国名 政策金利   コメントなど
 日本 ( 0.1% 10月7日、日銀は、マネタリーベースが年80兆円に相当するペースで増加するよう現行どおり金融市場調整を行うことを発表。長期国債について、保有残高が増加するよう買い入れを行う。また景気については、輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられるものの、緩やかな回復を続けているとの見方を示した。
 米国  0.25%

9月17日FOMCにおいて、政策金利を据え置くと発表。イエレン議長は会見で「米経済は利上げを正当化するほど良い」としながらも「諸外国の経済や金融上の関わりの深さを踏まえると待つことが適切と判断した」と示しました。

 ユーロ圏  0.05% 10月22日ECBは、政策金利を過去最低水準の0.05%に据え置き。ドラギ総裁は、12月に利下げを含むあらゆる金融政策を検討する可能性を示唆。
 英国  0.50% 10月8日BOE(英中銀)は、政策金利を0.5%に据え置くことを発表。英国債などを買って金融市場に資金を供給する量的緩和の枠は3750億ポンド(約66兆円)を維持した。BOEは失業率が7%に下がるまで現行の金融緩和を続ける方針。
 豪州  2.00% 10月6日RBA(豪中銀)は、政策金利を過去最低の2.0%で据え置くことを決定。「長期平均を下回る緩やかな経済成長が続くため、余剰な生産力が残存し、多少の豪ドル安でも向う1~2年はインフレ目標に沿う」との見方が維持された。
 南アフリカ  6.00% 南ア準備銀行は、9月23日金融政策委員会で政策金利を6.00%に据え置きました。中銀総裁は「成長が急減速する一方、インフレは加速しており、金融政策が直面するジレンマをさらに深刻にしている」と示唆。



尚、先々の相場展開などを保証するものではありませんので、
投資はご自身の判断にて行っていただくよう十分にご留意ください。

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