~NYダウ一時1,000ドル超急落。ドル/円は116円台へ~
8月24日~28日のマーケットは、先週に続き波乱万丈の週となり、NYダウは一時1,000ドル超暴落するなど世界同時株安に。為替市場はドルや円、ユーロが買われ、ドル/円は一時116円台前半付近へ。原油安などから豪ドル/円は82円近辺まで下落しました。25日を迎えると、中国政府がようやく重い腰を上げ、政策金利を0.25%、預金準備率を0.5%引き下げると発表。これが歯止めとなり、マーケットは反転し、株式市場は上昇。ドル/円は121円台を回復しました。中国の一連の流れを受け、ダドリーNY連銀総裁は「今回の国際金融情勢で9月利上げの見通しは数週間前よりも低下した」と慎重な姿勢を示したことから、米利上げ時期が12月または来年に後ずれするとの見方が広がりました。
日経平均株価は、24日、中国景気の懸念からバーナンキショック(2013年5月23日1,143円安)以来の前日比895円安となり、翌25日には一時18,000円を割り込みました。その後、中国の緩和策を契機に反発。結局、週末終値は、19,136.32円と前週末比299.51円安で引け。NYダウも、ボラタイルな動きでしたが、週半ばから反転し、結局、16,643.01ドルと183.26ドル高で取引を終えました。