~米9月利上げへの期待高まる~
8月3日から7日のマーケットは、米利上げ開始が意識される週となりました。
米ISM製造業景気指数は予想より弱かったものの同非製造業景気指数は、予想56.3に対し結果60.3と、2004年12月以来の高水準となり9月の利上げ期待が高まりました。また、アトランタ連銀のロックハート総裁が9月の利上げに向けて積極的な発言をしたことも材料視されました。これらを受けドル/円はドルが強含み125円台に乗せる場面も。一方、中国PMI(製造業購買担当者景気指数)が弱い内容だったことや、原油価格が下げ止まらないことはリスク要因になりました。日銀金融政策決定会合は予想通りの内容。会見で黒田総裁は、原油安で物価目標の達成が前後する可能性を指摘。米7月雇用統計が発表され、失業率は+5.3%で先月と同水準、非農業部門雇用者数は、予想22.5万人には届かなかったものの21.5万人と景気の境目である20万人超の結果となりました。合わせて6月雇用統計も上方修正。
ギリシャ株が週明けに取引を再開。銀行株が一時ストップ安となる場面がありましたが、その後は落ち着きました。
日経平均株価は、中国株の動向を注視しながらも円が軟化する場面では上昇。週末終値は、20,724.56円、前週末比+139.32円と2週連続上昇し引け。NYダウは、週の終わりにかけて失速し、結局、17,373.38ドルと前週末比-316.48ドルで取引を終えました。