~上海株8.5%急落 米、年内の利上げが意識~
7月27日から31日のマーケットは、再び中国株が急落するなど、リスク回避ムードが広がり、その後は、米利上げの行方に関心が集まりました。週明けの上海株は、8.5%の急落。NY原油先物も46ドル台に下落しました。これらを受けドル/円は123円ちょうど付近まで円が買われる展開に。中国株急落は、弱い経済指標や、政府が打ち出している株価下支え資金の引き上げが懸念されたもの。しかし、その後は、不安定ながらも落ち着きを取り戻し、FOMCや米GDPが注目され米利上げに関心が戻りました。FOMCでは、利上げに関する名言はなかったものの、雇用市場の改善やインフレ率が2%という中期目標に向けて加速するとの見解を示し9月会合での利上げの可能性を残しました。米第2四半期GDPの結果は、前期比+2.3%と予想より弱い内容でしたが、個人消費や輸出が強含んていることが確認され、また、第1四半期GDPが+0.6%と速報値-0.2%からプラスへ大幅に上方修正されました。これらを受けドルは、主要国に対し買われる展開に。
日経平均株価は、20,585.24円と前週末比+40.71円で引け。
NYダウは、17,689.86ドル+121.33ドルで取り引きを終えました。