注目のFOMCでは、これまで通り利上げ開始時期が年内であると示されたものの、イエレンFRB議長が「労働市場には循環的な弱さが幾分残る」「FOMCメンバーが今年のインフレはかなり低いと予想しており、
進展を示すもっと決定的な証拠を待っている」などと言及したことから、利上げへの慎重な姿勢が示されたとマーケットが受け止め、ドルが売られる展開に。これらを受け、米株式市場は、ナスダックが最高値を更新するなど安心感から上昇しました。
ギリシャ協議は、18日のユーロ圏財務相会合でも合意が得られず難航。週明け22日に緊急首脳会議を開催することに。ユーロは一時売られ、独債や米債が買われました。
上海株は下落。IPO銘柄への投資が集中しており、利益確定売りに押されました。これを受け豪ドルは上値の重い展開に。
日経平均株価は、前週末に欧米株が下落していたことから大幅安でスタート。その後も、FOMCやギリシャ協議、日銀金融政策決定会合が重石となり1か月ぶりに終値ベースで2万円を割り込みました。結局、週末の終値は、20,174.24円、前週末比-232.84円で引け。NYダウは、18,015.95ドルと前週末比+117.11ドルで取引を終えました。