1日~5日のマーケットは、ギリシャ協議が一進一退で不透明感が広がる中、米5月ISM製造業景況指数が予想52.0に対し結果52.8、4月建設支出が予想+0.8%に対し結果+2.2%と週初めから強い内容でスタート。
ドル/円は125円台を目指す展開に。
ユーロ圏5月消費者物価指数が、予想+0.2%に対し+0.3%と底堅いことが確認されると、欧州債券利回りが急上昇。ユーロは主要通貨に対し上振れました。
また、ドラギ総裁がインフレ見通しを上方修正したことや、債券市場のボラティリティが大きいことを容認する姿勢を示したことも利回り上昇の後押しになりました。独10年債利回りは、一時1.00%近辺まで上昇となるなど8か月ぶりの水準に。
週末が近づくにつれ、米5月雇用統計が意識され動きにくい様相もありましたが結果、失業率は、予想+5.4%に対し結果+5.5%と弱い内容。
しかし、非農業部門雇用者数が、予想22.5万人に対し、28.0万人と大きく上振れ、早期利上げが意識され、ドル/円は、13年振りの125円台後半付近まで上昇しました。
豪ドルは、豪1-3月期GDPが予想より強かったことが好感され豪ドル/円は96円台後半まで上昇しましたが、4月小売売上高、貿易収支の弱い内容が伝わると軟調な展開に。上海株式市場が底堅い場面では強含みました。
週末の日経平均株価終値は、20,460.90円と前週末比-102.25円。NYダウは、17,849.46ドル、前週末比-161.22円となり18,000ドルの大台を割り込み取引を終えました。