~ドル/円、一時124円台半ば 2002年12月以来~
5月25日から29日までのマーケットは、欧米が連休で動きにくい場面もありましたが、ドル/円は2002年12月以来の124円台半ば付近を迎えるなどドル買いが進みました。日経平均株価は、バブル期以来の11日続伸に。
先週末にイエレンFRB議長が、年内の利上げ開始について言及したことや、米4月耐久財受注(輸送機器除く)が予想より強い内容となったことから利上げ開始への見方が強まり、ドルは主要通過に対し買われドル/円は124円台半ば付近までドル高が進みました。そんな中、ドイツで開かれたG7財務相・中央銀行総裁会議においてドル高への警戒が意識され、麻生財務相の「ここ数日の円安の動きは荒々しい」との発言が伝わるとドル/円の上値を抑えましたが、影響は限定的。その後、週末に発表された1~3月期GDP(確報値)が、マイナス0.7%と速報値より下方修正され利上げ観測が後退し、ドル独歩高も一服となりました。
IMFへの債務返済期限を6月5日と19日に控えたギリシャ内務相が「このままでは債務が支払えない」と言及。また、スペイン地方選で半緊縮派が躍進。これらはユーロの重石に。
日経平均株価終値は、20,563.15円と前週末比プラス298.74円で引け。
時価総額は、600兆円とバブル期を超えました。
NYダウは18,010.68ドルと前週末比マイナス221.34ドルで取引を終えました。