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市場概況<2015年4月第2週>
~NYダウや日経平均、週末に大幅下落~
4月13日~17日のマーケットは、米3月小売売上高が予想+1.1%に対し結果+0.9%となるなど米国の弱い経済指標を受け早期利上げ開始の見方が後退しドル/円は118円台まで下落するなど調整ムードに。G20やIMFなどの国際会議が開催されていることから...ドル高への言及が意識されたことも影響しました。
また、ギリシャの債務問題が尾を引いており、格付け会社S&Pが長期債の格付けを「Bマイナス」から「CCCプラス」に引き下げたことを受け、ギリシャ債が売られドイツ債の買いが強まりました。ただ、ECBによる量的緩和が支えになっている側面も。豪ドルなどの資源国通貨は、中国3月貿易収支や同第1四半期GDPが前期が+7.3%に対し+7.0%と伸びが鈍化したことから売られました。日経平均株価の週末終値は19,652.88円。ドル/円が弱含んだことなどから週末大きく調整が入り、結果、前週末比-254.75円で引け。NYダウは、中国が株式の空売り規制を緩和を発表したことや、ギリシャの債務問題に対する不透明感が嫌気され週末大きく下げました。
結局、週末終値は17,826.30ドルと前週末比-231.35ドルで取引を終了しました。
為替レート終値
 ドル/円 118.79円  豪ドル/円 92.48円
ユーロ/円 128.49円  NZドル/円 91.37円
 ポンド/円 177.84円  南アランド/円 9.86円
 カナダドル/円 97.20円  スイスフラン/円 124.58円
※週末の東京金融取引所清算価格より 
今後の注目指標
4月20日(月) ・日 2月第三次産業活動指数(前月比)
・ユーロ圏 2月建設支出(前年同月比)
 4月21日(火) ・豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ユーロ圏 4月ZEW景況感調査
4月22日(水) ・日 3月貿易統計(通関ベース)
・豪 第一四半期消費者物価(CPI)(前年同期比)
・英 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・米 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
・米 2月住宅価格指数(前月比)
・ユーロ圏 4月消費者信頼感(速報値)
・米 3月中古住宅販売件数(年率換算件数)
4月23日(木) ・ユーロ圏 4月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ユーロ圏 4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・英 3月小売売上高指数(前月比)
・米 前週分新規失業保険申請件数
・米 3月新築住宅販売件数(前月比)
 4月24日(金) ・日 3月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
・日 2月全産業活動指数(前月比)
・米 3月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
 主要国の政策金利等
 国名 政策金利   コメントなど
 日本 ( 0.1% 4月8日、日銀は、マネタリーベースを年間約80兆円増やす方針を示すなど金融政策を現状維持。黒田総裁は、量的・質的金融緩和は一定の効果を発揮しており、15年度を中心とする期間に物価上昇率2%を達成する可能性が高いなどと、これまでの見方を繰り返しました。
 米国  0.25% 3月18日のFOMCにおいて、政策金利を据え置くと発表。「辛抱強く」との文言が削除されましたが、イエレン議長は利上げに対し「性急な姿勢になることはない」と言及。
 ユーロ圏  0.05% 4月15日、ECBは、政策金利を過去最低水準の0.05%に据え置き。政策金利の据え置きは、2014年9月に0.05%に引き下げられて以来、6会合連続となる。
 英国  0.50% 4月9日、BOEは、政策金利を過去最低の0.5%で据え置きました。2009年3月から過去最低レベル、資産購入目標は2012年7月に引き上げられてから現状を維持。
 豪州  2.25% 4月7日、RBAは政策金利を過去最低の2.25%で据え置くことを決定。スティーブンス総裁は声明で、今後の一段の金融緩和の可能性を維持していると言及。
 南アフリカ  5.75% 南ア準備銀行は、3月26日の金融政策委員会で政策金利を5.75%で据え置くことを決定。昨年7月に引き上げて以来据え置き。



尚、先々の相場展開などを保証するものではありませんので、
投資はご自身の判断にて行っていただくよう十分にご留意ください。

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