~非農業部門雇用者数 予想外の12.6万人~
3月30日~4月3日のマーケットは、本邦機関投資家など、新年度に向けた実需のドル買いがありドル/円は、一時120円台を回復するなどドル高傾向でしたが、その後、米3月雇用統計で失業率は前回と変わらず5.5%を維持したものの、非農業部門雇用者数変化が予想24.5万人に対し、結果12.6万人と弱い内容となったことから6月の利上げが先送りされるとの見方がひろがり118円台まで円が買われる展開となりました。
フィッシャーFRB副議長が、年内に利上げが始まる可能性があると言及したことが伝わると米10年債利回りは上昇するなど要人発言に敏感に反応する場面も。
ユーロは、ギリシャ改革案をめぐる不透明感から上値が抑えられておりユーロ圏諸国から支援を得られない場合、4月20日までに手元資金が枯渇することが懸念材料に。
豪ドルは、中国3月製造業PMIが50を3か月ぶりに上回ったことから安心感から買いが入る場面もありましたが、4月7日の豪中銀理事会での追加利下げ観測が重石になっており90円台前半まで下落。
日経平均株価は、日銀短観が弱い内容だったことから一時19,000円台を割り込む場面もありましたが、結局、終末の終値は、19,435.08円と前週末比+149.45円で取引を終えました。NYダウは、17,763.24ドルと+50.58ドルで引けました。