~ECB資産購入を3月9日より実施 ~
3月2日~6日のマーケットは、ユーロ圏の量的緩和策による国債購入実施のタイミングに関心が集まりました。5日、ECB(欧州中央銀行)理事会が行われ、ドラギ総裁は、その後の会見で、3月9日から資産購入を開始すると発表。中銀預金金利の-0.2%を下限にマイナス金利の債券も購入するとしました。これらを受け、ユーロ圏の債券利回りは低下。ユーロは対ドルで1.10ドル台を割り込むなど約11年半ぶりの安値水準となりました。6日は米2月雇用統計が発表されました。非農業部門雇用者数が+29.5万人、失業率は前回より0.1ポイント改善した5.5%となり、いずれも強い内容で
あったことからドル/円は一時121円台へ載せるなど主要通貨に対しドルは強含みました。日経平均株価は、これらを受け堅調に推移。一時18,979.64円と19,000円に迫る勢いで、結局、週末終値は18,971.00円と前週末比+173.06円で引けました。NYダウは、利上げ開始が意識され株価は軟調。週末終値は17,856.78ドルと前週末より-275.92ドル下落し取引を終えました。
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