国名 |
政策金利 |
コメントなど |
日本 |
( 0.1%) |
1月21日、日銀は、金融政策の現状維持を決定。昨年4月の消費増税による個人消費低迷や原油安による物価目標2%の達成時期を2015年度内と維持する考えを示しました。 |
米国 |
0.25% |
1月28日のFOMCにおいて、政策金利を据え置くと発表。一部のインフレ指標が低下していることを認めつつも「力強い雇用の増加」「経済活動はしっかりしたぺースで拡大している」と示し景気判断を上方修正しました。 |
ユーロ圏 |
0.05% |
1月22日、ECBは、政策金利を据え置き。量的緩和策の導入を決定。2015年3月から2016年9月まで毎月600億ユーロのユーロ建て資産を購入する。1998年ECB創設以来初めて。 |
英国 |
0.50% |
2月5日、BOEは、政策金利を過去最低の0.5%で据え置きました。4ヵ月連続。量的緩和プログラム3,750億ポンドで現状維持。 |
豪州 |
2.25% |
2月3日RBAは政策金利を過去最低の0.25%引き下げ2.25%に据え置くことを
決定しました。利下げは2013年8月以来で過去最低水準を更新。
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南アフリカ |
5.75% |
南ア準備銀行は、1月29日の金融政策委員会で政策金利を5.75%で据え置くことを決定。 |
エフピー ’S Eye |
~米国債利回りの行方~
原油価格の下落やFOMCが当面は低金利政策を継続することを示したことから1月は米国債が買われ利回りは低下しましたが、2月になると原油価格が反発したことや米企業決算が好調だったこと、1月雇用統計が底堅かったことで、利上げ開始時期が早まるとの見方が浮上し、米国債は売られ金利が上昇しています。目先、寒波の影響で個人消費が弱含んでいるものの、来年にかけて3%前後の成長が期待される米国経済は、年内の利上げ開始が見込まれます。しかし、インフレ圧力が穏やかなこともあり、利上げペースは緩やかになるとの見方が強いため、利上げが開始しても、当面は、低金利環境が続くと予想されます。 |
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