トップページ週刊!マーケット動向>市場概況2014年11月第3週


































市場概況<2014年11月第3週>
~ 日銀、追加緩和策を決定しサプライズに~
11月17日~21日のマーケットは、本邦第3四半期GDPの速報値が予想より弱く、2期連続のマイナス成長となったことがサプライズになりました。安倍政権は、来年10月から予定していた消費増税の先送りと衆議院の解散を発表。これらを受けドル/円は、一時116円台へと円高に進みましたが、今後の政策期待から119円台を目指す展開になりました。7年3か月ぶりの水準。
日経平均株価は、17,357.51円と前週末比-133.32円で引け。NYダウは、17,810.06ドルと前週末比+175.32ドルで取引を終えました。
為替レート終値
 ドル/円 117.74円  豪ドル/円 102.06円
ユーロ/円 145.90円  NZドル/円 92.74円
 ポンド/円 184.40円  南アランド/円 10.73円
 カナダドル/円 104.75円  スイスフラン/円 121.43円
※週末の東京金融取引所清算価格より 
今後の注目指標
11月24日(月) ・独 11月IFO企業景況感指数
 11月25日(火) ・日 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・日 10月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
・日 黒田東彦日銀総裁、発言
・米 第3四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)
・米 9月ケース・シラー米住宅価格指数
・米 11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・米 11月リッチモンド連銀製造業指数
 11月26日(水) ・英 第3四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
・米 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
・米 10月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(前月比)
・米 10月耐久財受注(前月比)
・米 11月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・米 10月新築住宅販売件数(前月比)
 11月27日(木) ・豪 10月貿易収支
・ユーロ圏 10月マネーサプライM3(前年同月比)
・ユーロ圏 11月消費者信頼感(確定値)
・ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀国(ECB)総裁、発言
 11月28日(金) ・日 10月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
・日 10月失業率
・日 10月有効求人倍率
・英 GFK消費者信頼感調査
・ユーロ圏 11月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
・米 前週分新規失業保険申請件数
 主要国の政策金利等
 国名 政策金利   コメントなど
 日本 ( 0.1% 11月19日、日銀は、前回発表の量的・質的金融緩和(QQE)の行方を見守りたいとして金融政策の現状維持を決定しました。景気認識は、「基調的には穏やかな回復を続けている」とし、前回の判断を据え置きました。
 米国  0.25% 10月29日のFOMCにおいて、政策金利を据え置くと発表。量的緩和については予想通り終了が決定。低金利政策は「相当期間」維持する文言が据え置かれました。
 ユーロ圏  0.05% 11月6日、ECBは政策金利を過去最低水準の0.05%で据え置きました。先月、新しいプログラムの下でカバードボンドの購入を始め、間もなく、資産担保証券(ABS)の買い入れを開始。長期資金供給オペ(TLTRO)と合わせECBのバランスシートに大きな影響をもたらす。
 英国  0.50% 11月6日、英中銀(BOE)は、政策金利を過去最低の0.5%、資産買い入れ枠を3,750億ポンドで据え置きました。
 豪州  2.50% 11月4日、オーストラリア準備銀行(RBA)は、政策金利を過去最低の2.5%で据え置きました。14会合連続。声明文では「現行の政策は、景気とインフレの見通しに沿う」とし、現行水準の維持を示唆。
 南アフリカ  5.50% 南ア準備銀行は、9月18日の金融政策委員会で政策金利の据え置きを決定。
食料品価格の鈍化などインフレ見通しはやや改善しているとしながらも、
通貨の下落懸念も燻っておりリスクは引き続き上振れ方向にあるとしました。



尚、先々の相場展開などを保証するものではありませんので、
投資はご自身の判断にて行っていただくよう十分にご留意ください。

トップページ週刊!マーケット動向>市場概況2014年11月第3週