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市場概況<2014年4月第1週>
~日経平均週ベースで7.3%超の大幅下落~
 4月7日~11日までの、マーケットは、先週末発表された米雇用統計を受けた慎重姿勢を引き継ぎました。米株式市場への高値警戒感があり動きにくい中、週末にG7やG20を控えておりウクライナ問題への議論が注視されるなど引き続き地政学リスクが重石となりました。週半ばに発表されたFOMC議事録では、慎重な姿勢が示されており
イエレン議長の発言により早期利上げへの懸念が後退。週初104円台だったドル/円は、週末にかけ101円台へと円高が進みました。日銀金融政策決定会合において、追加緩和に関する材料が得られなかったことも円買い要因に。日経平均は、下値を模索する展開となり週末終値は、13,960.05円と前週末比1,103.72円のマイナスと7%超下落し引けました。NYダウは、16,026.75ドルと前週末比385.96ドルの下落で取引を終えました。
為替レート終値
 ドル/円 101.620円  豪ドル/円 95.485円
 ユーロ/円 141.110円  NZドル/円 88.33円
 ポンド/円 170.06円  南アランド/円 9.690円
 カナダドル/円 92.59円  スイスフラン/円 116.02円
※週末の東京金融取引所清算価格より 
今後の注目指標
4月14日(月)
時間 注目点  予想 前回
18:00
21:30
・ユーロ圏 2月鉱工業生産指数(前月比)
・米 3月小売売上高(前月比)
+0.2%
+0.9%
±0.0%
+0.3%
4月15日(火)
時間 注目点  予想 前回
17:30
18:00
18:00
18:00

21:30
21:30

21:30
・英 3月CPI(前月比)
・独 4月ZEW景況感調査
・ユーロ圏 4月ZEW景況感調査
・ユーロ圏 2月貿易収支(季節調整済)

・米 3月CPI(前年比)
・米 3月CPIコア(食品・エネルギー除)(前年比)
・米 4月NY連銀製造業景気指数
+0.2%
45.0

+150億ユーロ
+1.4%
+1.6%

8.00
+0.5%
46.6
61.5
+139億ユーロ
+1.1%
+1.6%

5.61
チェック!
・RBA理事会議事録公表(10:30)
・イエレンFRB議長講演(21:45)
4月16日(水)
時間 注目点  予想 前回
11:00
11:00
11:00
13:30

17:30
18:00
21:30
・中 第1四半期GDP(前年比)
・中 3月小売売上高(前年比)
・中 3月鉱工業生産(前年比)
・日 2月鉱工業生産指数(確報値)(前月比)
・英 3月失業率
・ユーロ圏 3月CPI(前月比)
・米 3月住宅着工件数
+7.3%
+12.1%
+9.0%


+3.4%
+1.0%
97.0万件
+7.7%
+13.6%
+9.7%
-2.4%

+3.5%
+0.3%
92.0万件
チェック!
 ・黒田日銀総裁講演(15:15) 

・加 カナダ中銀(BOC)政策金利発表 1.00%で据え置くとの見方が大半(23:00)
・米 イエレンFRB議長講演(25:15)
4月17日(木)
時間 注目点 予想 前回 
21:30
23:00
・米 新規失業保険申請件数
・米 4月フィラデルフィア連銀景況指数
+31.5万件
10.0
+30.0万件
9.0
チェック!
・黒田日銀総裁講演(9:00)
4月18日(金)
時間 注目点 予想 前回 
主要市場、イースター(聖金曜日)にて休場
 主要国の政策金利等
 国名 政策金利   コメントなど
 日本 ( 0.1% 4月8日、日銀はマネタリーベース(資金供給量)を年間60~70兆円増加させるなど現状維持を決定。景気判断について「消費税引き上げの影響による振れを伴いつつも、基調的には穏やかな回復を続けている」と据え置き。一方、「企業の業況感は、引き続き改善しているが、先行きについては慎重な見方もみられている」と日銀短観を受け一文が追加されました。
 米国  0.25% 3月19日のFOMCで、政策金利を据え置くと発表。量的緩和策については、前回と同規模のMBSと米国債購入を50億ドルずつ縮小。フォワードガイダンスの失業率6.5%を削除することを決定しました。
 ユーロ圏  0.25% 4月3日、ECBは政策金利を過去最低の0.25%で5会合連続の据え置きとなりました。ドラギ総裁は、必要な限り低金利を維持するとともに、金融政策の一段の緩和が必要な場合には、すべての利用可能な手段を利用すると示しました。
 英国  0.50% 4月10日、BOEは、政策金利を過去最低の0.5%で据え置くことを決定し、資産買い入れ枠を3,750億ポンドに維持。(2月にカーニー総裁は、雇用や所得・支出の伸びが継続するまで金融政策の引き締めは見送る可能性を示しており、市場では来年第2四半期まで利上げは行わないとみています。)
 豪州  2.50% 3月4日、RBAは政策金利を過去最低の2.50%で据え置くことを決定。豪中銀は、インフレ率が誘導目標の2%を上回る見方を示しており「政策金利の安定期間を取ることが適切」としました。
 南アフリカ  5.50% 3月27日、SARBは政策金利を5.5%に据え置きました。マーカス総裁は「中期的には引き上げる可能性がある」と示し経済が低迷傾向にある中、インフレ率が高いことがかじ取りを難しくしています。
エフピー ’S Eye
~IMFは、世界経済の成長率見通しを下方修正~
IMFは、世界経済の成長率見通しを2014年、2015年ともに△0.1%引き下げました。米国の成長律が高いとの見解はこれまで通り維持、欧州は上方修正となりましたが、日本や新興国は下方修正されました。

*アセアンはタイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、
ベトナムの5カ国。
(出所)IMFの発表を基に三井住友アセットマネジメント作成
 単位:%  2014年  2015年  
   成長率 修正幅 成長率 修正幅 
世界全体   3.6 △0.1 3.9  △0.1 
 先進国  2.2 0.0  2.3  0.0 
 日本  1.4 △0.3  1.0  0.0 
 米国  2.8 0.0  3.0  0.0 
 ユーロ圏  1.2 0.1  1.5  0.1 
 ドイツ  1.7 0.2  1.6  0.1 
 新興国  4.9 △0.2  5.3  △0.1 
 中国  7.5 0.0  7.3  0.0 
 アセアン  4.9 △0.2  5.4  △0.2 
 インド  5.4 0.0  6.4  0.0 
 ブラジル  1.8 △0.5  2.7  △0.2 



尚、先々の相場展開などを保証するものではありませんので、
投資はご自身の判断にて行っていただくよう十分にご留意ください。

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