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市場概況<2014年3月第5週>
~米イエレンFRB議長やドラギECB総裁、緩和姿勢を強調~
 3月31日~4月4日のマーケットは、先週からのムードが吸収され落ち着きを取り戻しました。NYダウは、2週間ぶりの上げ幅で週をスタートするなど、株上昇、円や金は
売られるなどリスク選考の様相でした。イエレンFRB議長が雇用情勢について慎重な発言に戻ったことで早期の利上げ懸念が後退。ECB理事会後にドラギ総裁が、前回会合以上に追加緩和について踏み込んだ発言をしました。3月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が+19.2万人と予想より弱い内容となりリスクオフ要因に。しかし、1・2月分が上方修正されており雇用情勢は順調であるとの見方も。豪中銀(RBA)理事会で政策金利の据え置きが決定したが、声明で豪ドル高に対しての牽制がなかったことから豪ドルは買われました。日経平均株価は、週半ばから15,000円の大台を回復しており、結局15,063.77円と前週比プラス367.74円で引けました。NYダウは、利益確定の売りもあり結局16,412.71ドルとわずか前週比プラス89.65ドル。上げ幅がほぼ帳消しになる格好で取引を終えました。
為替レート終値
 ドル/円 103.245円  豪ドル/円 95.875円
 ユーロ/円 141.515円  NZドル/円 88.70円
 ポンド/円 171.21円  南アランド/円 9.765円
 カナダドル/円 94.06円  スイスフラン/円 115.77円
※週末の東京金融取引所清算価格より 
今後の注目指標
4月7日(月)
時間 注目点  予想 前回
15:00 ・独 2月鉱工業生産指数(前月比) +0.3% +0.7%
チェック!日銀金融政策決定会合1日目
4月8日(火)
時間 注目点  予想 前回
8:50
8:50
17:30
・日 2月国際収支・経常収支
・日 2月国際収支・貿易収支
・英 2月鉱工業生産指数(前月比)
+6,181億円
-5,936億円
+0.3%
-1兆5,890億円
-2兆3,454億円
±0.0%
チェック!
・日銀金融政策決定会合2日目、黒田総裁による金融政策決定会合後の記者会見
4月9日(水)
チェック!
・米 FOMC議事録公表(3月18.19日分)(27:00)
4月10日(木)
時間 注目点 予想 前回 

8:50
10:30
・中 3月貿易収支
・日 2月機械受注(前月比)
・豪 3月失業率
+26.5億ドル
-2.6%
+6.1%
-229.9億ドル
+13.4%
+6.1%
チェック!
・G20財務省・中央銀行総裁会議(11日まで)
・英中銀(MPC)政策金利発表 0.5%で据え置くとの見方が大半
4月11日(金)
時間 注目点 予想 前回 
8:50
10:30
15:00
21:30
21:30

22:55
・日 3月マネーストックM3(前年比)
・中 3月CPI(前年比)
・独 3月CPI(確報値)(前年比)
・米 3月PPI(前年比)
・米 3月PPIコア(除く食品・エネルギー)(前年比)
・米 4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
+3.2%
+2.4%
+1.0%
+1.1%
+1.1%

81.0
+3.2%
+2.0%
+1.0%
+0.9%
+1.1%

80.0
  チェック!
・IMF世界銀行総会(13日まで)
・G7税務相・中央銀行総裁会議(非公式)
・G20税務相・中央銀行総裁会議
・日銀金融政策決定会合議事要旨(8:50)
 主要国の政策金利等
 国名 政策金利   コメントなど
 日本 ( 0.1% 3月11日、日銀はマネタリーベース(資金供給量)を年間60~70兆円増加させるなど現状維持を全員一致で決定。国内の景気は「緩やかな回復を続けている」と前回の判断を据え置きました。
 米国  0.25% 3月19日のFOMCで、政策金利を据え置くと発表。量的緩和策については、前回と同規模のMBSと米国債購入を50億ドルずつ縮小。フォワードガイダンスの失業率6.5%を削除することを決定しました。
 ユーロ圏  0.25% 4月3日、ECBは政策金利を過去最低の0.25%で5会合連続の据え置きとなりました。ドラギ総裁は、必要な限り低金利を維持するとともに、金融政策の一段の緩和が必要な場合には、すべての利用可能な手段を利用すると示しました。
 英国  0.50% 3月6日、BOEは、政策金利を過去最低の0.5%で据え置くことを決定し、資産買い入れ枠を3,750億ポンドに維持。
 豪州  2.50% 3月4日、RBAは政策金利を過去最低の2.50%で据え置くことを決定。豪中銀は、インフレ率が誘導目標の2%を上回る見方を示しており「政策金利の安定期間を取ることが適切」としました。
 南アフリカ  5.50% 3月27日、SARBは政策金利を5.5%に据え置きました。マーカス総裁は「中期的には引き上げる可能性がある」と示し経済が低迷傾向にある中、インフレ率が高いことがかじ取りを難しくしています。
エフピー ’S Eye




尚、先々の相場展開などを保証するものではありませんので、
投資はご自身の判断にて行っていただくよう十分にご留意ください。

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