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市場概況<2013年11月第2週>  
~イエレン次期FRB議長の公聴会を受けリスクオン~
 11日(月)~15(金)のマーケットは、週最初は、米国がベテランズデーで祝日だったことや、先週末発表された雇用統計の結果を受け、量的緩和の早期縮小が意識されていたこと、また、イエレン次期FRB議長の承認公聴会が控えていることもあり不安定な動きとなりました。しかし、注目の公聴会を迎えるとイエレン氏が緩和に前向きであることが示されムードは一変しました。NYダウは市場最高値を更新し、日経平均は15,000円台を回復。ドル/円も100円台半ばを目指しました。英国では、失業率が7.0%まで下がるまで超低金利政策を継続するとのフォワードガイダンスを示す中、8月時点で達成が2016年となることを想定していましたが、今回、来年11月~12月になると時期が早まったことから早期の利上げ観測が浮上。ポンドは主要通貨に対し上昇しました。ユーロは、第3四半期GDPが冴えなかったことから売られました。結局、NYダウは、史上最高値を更新し15,961.70ドルと先週末比+199.92ドルで引け。日経平均株価は、+1,079.12円と大幅上昇。15,100円台を回復し、15,165.92円で取り引きを終えました。
 
為替レート終値  
 ドル/円 100.210円  豪ドル/円 93.900円
 ユーロ/円 135.175円  NZドル/円 83.56円
 ポンド/円 161.48円  南アランド/円 9.860円
 カナダドル/円 95.91円  スイスフラン/円 109.51円
※週末の東京金融取引所清算価格より 
 
今後の注目指標  
11月18日(月)
時間 注目点  予想 前回
18:00

23:00
・ユーロ圏 9月経常収支(季節調整後)

・米 9月対米証券投資(ネット長期TICフロー)

+174億ユーロ
-89億ドル
11月19日(火)
時間 注目点  予想 前回
14:00
19:00
19:00
・日 景気先行指数(CI/確報値)
・ユーロ圏 11月ZEW景況感調査
・独 11月ZEW景況感調査
109.5
59.1
52.8
11月20日(水)
時間 注目点  予想 前回 
8:50

18:30
21:00
22:30
22:30

22:30

24:00
・日 貿易収支(通関ベース/季節調整済)

・英 英中銀(MPC)議事録公表
・米 MBA住宅ローン申請指数
・米 10月小売売上高(前月比)
・米 10月小売売上高(除く自動車)(前月比)
・米 10月消費者物価指数(CPIコア/食品・エネルギー除く)
・米 10月中古住宅販売件数




+0.1%
+0.1%

+1.7%

520万件
-1兆913億円

-1.8%
-0.1%
+0.4%

+1.7%

529万件
チェック!
・日銀金融政策決定会合1日目
・28:00より 10月29・30日分の米FOMC議事録公表
11月21日(木)
時間 注目点 予想 前回 
10:45

18:00

22:30
22:30

24:00
・中 11月HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ユーロ圏 11月製造業購買担当者景気指数(PMI/速報値)
・米 新規失業保険申請件数
・日 10月PPIコア(食品・エネルギー除く)(前年比)
・ユーロ圏 11月消費者信頼感指数(速報値)
50.8



+1.3%
50.9

51.3

+33.9万件
+1.2%

-14.5
チェック!日銀金融政策決定会合 終了後、決定内容公表
11月22日(金)
時間 注目点 予想 前回 
16:00

・独 第3四半期国内総生産(GDP/確報値)(前期比) 速+0.3%
 
 主要国の政策金利等  
 国名 政策金利   コメントなど
 日本 ( 0.1% 10月31日、日銀はマネタリーベース(資金供給量)を年間60~70兆円増加させるなど現状維持を全員一致で決定。記者会見に置いて「2015年度にかけて物価目標の2%に達する可能性が高い」と自信を示した。
 米国  0.25% 10月30日のFOMCで、政策金利を据え置くと発表。月850億ドルのMBSと米国債購入を継続。失業率6.5%以上、今後1~2年のインフレ率が2.5%以下と予想される限り事実上のゼロ金利政策を維持。
 ユーロ圏  0.25% 11月7日、ECBは政策金利を0.25%引き下げ0.25%に決定。ドラギ総裁は、「長期にわたる低インフレに直面する可能性がある」とユーロ経済の脆弱さを指摘し「必要な限り緩和的にとどまる」と示しました。
 英国  0.50% 11月7日、BOEは、政策金利を0.5%で据え置くことを決定し、資産買い入れ枠を3,750億ポンドに維持することを発表。政策金利の据え置きは4年8カ月連続。
 豪州  2.50% 10月1日、RBAは政策金利を過去最低の2.50%で据え置くことを決定。豪中銀は「現状の金融政策は適切」とし豪ドルの上昇に対し「より低い水準であれば景気を支えるだろう」と示しました。
 南アフリカ  5.00% 9月19日、SARBは市場予想通り政策金利を5%に据え置きました。マーカス総裁は、国内経済の見通しに変化はないとしながらも、長引く労働争議の経済に対する悪影響や賃金交渉に伴うインフレの可能性を注視。
 
エフピー ’S Eye  
~中国1人っ子政策の緩和~
中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)において、1979年に導入され35年近く続けた「一人っ子政策」の見直しが明記されました。この政策によって年齢層のバランスがくずれ、昨年は労働人口が減少に転じており、日本のような少子高齢化が懸念されています。夫婦のどちらかが1人っ子であれば、子どもを2人もうけることを認めるとしました。
 



尚、先々の相場展開などを保証するものではありませんので、
投資はご自身の判断にて行っていただくよう十分にご留意ください。

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