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市場概況<2013年9月第4週> |
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~関心は米暫定予算案や債務上限問題に~
23日(月)~28(金)のマーケットは、再び米量的緩和縮小のタイミングが注視されつつも、市場の関心は米暫定予算案や債務上限問題等に移っており、その動向を見極めたいとのムードが高まりました。ドル/円は、本邦法人減税や年金運用の弾力化等の話題は円安材料となりましたが、米7月ケースシラー住宅価格指数が市場予想より弱い内容で金利上昇が影響強いているとの見方が強まる一方、同8月新築住宅販売件数が、前月の大幅マイナスから7.9%プラスと今年1月以来の大きな伸びとなるなどリスクオン・オフ入り乱れる内容もありました。また新規失業保険申請件数は予想より強い内容となりリスク選考、軟調なNYダウの上昇要因になりました。これらを受けドル/円は、99円台へと上抜ける場面もありましたが、結局98円台へと押し戻されるなど、週を通してもみ合いの様相でした。日経平均株価は、NYダウが5日続落するなど軟調な地合いを引き継ぎましたが、週後半で取戻し14,760.07円と前週末比+17.65円で引けました。NYダウは、15,258.24ドルと前週末より192.85ドル下落して取引を終えました。 |
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為替レート終値 |
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ドル/円 |
98.240円 |
豪ドル/円 |
91.495円 |
ユーロ/円 |
132.840円 |
NZドル/円 |
81.33円 |
ポンド/円 |
158.59円 |
南アランド/円 |
9.755円 |
カナダドル/円 |
95.37円 |
スイスフラン/円 |
108.46円 |
※週末の東京金融取引所清算価格より |
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今後の注目指標 |
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9月30日(月)
時間 |
注目点 |
予想 |
前回 |
10:45
14:00
18:00
21:30
22:45
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・中 9月HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI/改定値)
・日 8月新設住宅着工戸数
・ユーロ圏 9月消費者物価指数(HICP/速報値)
・加 7月月次国内総生産(GDP)
・米 9月シカゴ購買部協会景気指数 |
+1.1%
+0.5%
54.0 |
+12.0%
+1.3%
-0.5%
53.0 |
10月1日(火)
時間 |
注目点 |
予想 |
前回 |
10:00
23:00
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・中 9月製造業購買担当者景気指数(PMI)
・米 9月ISM製造業景況指数 |
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51.0
55.7 |
チェック!豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表。+2.5%で据え置くとの見方が大半です。 |
10月2日(水)
注目点 |
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予想 |
前回 |
21:15 |
・米 9月ADP雇用統計 |
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17.6万人 |
チェック!欧州中央銀行(ECB)政策金利発表。+0.5%で据え置くとの見方が大半です。 |
10月3日(木)
時間 |
注目点 |
予想 |
前回 |
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チェック!日銀・金融政策決定会合(1日目) |
10月4日(金)
時間 |
注目点 |
予想 |
前回 |
21:30
21:30 |
・米 9月非農業部門雇用者数変化
・米 9月失業率 |
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16.9万人
+7.3% |
チェック!日銀・金融政策決定会合(2日目)。終了後、決定内容発表。 |
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主要国の政策金利等 |
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国名 |
政策金利 |
コメントなど |
日本 |
0.1% |
9月5日、日銀はマネタリーベース(資金供給量)を年間60~70兆円増加させるなど現状を維持。景気判断は「穏やかに回復しつつある」と据え置かれました。 |
米国 |
0.25% |
9月18日のFOMCで、政策金利を据え置くと発表。月850億ドルのMBSと米国債購入を継続。失業率6.5%以上、今後1~2年のインフレ率が2.5%以下と予想される限り事実上のゼロ金利政策を維持。量的緩和の縮小は、景気回復の更なる証拠が必要と示した。 |
ユーロ圏 |
0.50% |
9月5日、ECBは政策金利を0.50%に据え置くことを決定。ドラギ総裁は、7月に示したフォワードガイダンスに沿うことや、理事会はECBの主要政策金利が長期間にわたり現在の水準、もしくは下回る水準に維持されることを示しました。 |
英国 |
0.50% |
9月5日、BOEは、政策金利を0.5%で据え置くことを決定し、資産買い入れ枠を3,750億ポンドに維持。 |
豪州 |
2.50% |
9月3日、RBAは政策金利を2.50%で据え置くことを決定。豪中銀は「今後の見通しの評価を継続し、需要の持続可能な伸びとインフレ実現のために必要であれば政策を調整する」と言及。 |
南アフリカ |
5.00% |
9月19日、SARBは市場予想通り政策金利を5%に据え置きました。マーカス総裁は、国内経済の見通しに変化はないとしながらも、長引く労働争議の経済に対する悪影響や賃金交渉に伴うインフレの可能性を注視。 |
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エフピー ’S Eye |
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~ドイツ連邦議会選挙から見るユーロ圏の行方~
22日(日)に連邦議会(下院)選挙において、メルケル首相率いるキリスト教民主/社会同盟(CDU/CSU)が過半数に迫る勢いで第1党に選ばれました。しかし、これまでの連立相手である自由民主党(FDP)が議席獲得に至っておらず、新たな連立先を模索することになりました。が、最大野党の社会民主党(SPD)が有力と見られているため、これまで通りドイツの権益を守りながら第3次ギリシャ支援等に前向きであるなどユーロ存続に貢献する姿勢は変わらないとみられており、今後もユーロ圏を牽引していく事が期待されます。 |
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