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市場概況<2013年7月第4週>
~来週のイベントを控え動き難い展開~
 7月22日(月)~26日(金)までのマーケットは、目新しい材料がない中、調整色が強い週となりました。ドル/円は、先週のバーナンキ議長の発言においてQE3(量的緩和策第3弾)の縮小観測が後退したためドル売りが優勢でした。また、IMFが、米への年次経済審査報告で、量的緩和縮小の時期を言及したことも重しとなりました。米6月中古住宅販売件数や米6月新築住宅販売件数が発表され、結果は強弱入り乱れる内容となるなど方向感に欠け、来週に控えるFOMCや米7月雇用統計等を前に様子見ムードが広がりました。日経平均は、週末400円超下落し14,129.98円と前週末比3%超下落して引け。ドル/円もそれに引っ張られる格好で円が買われ97円台へと下抜ける場面も。NYダウは、15,558.83ドルと前週末とほぼ同水準で取り引きを終えました。
為替レート終値
 ドル/円 98.160円  豪ドル/円 91.020円
 ユーロ/円 130.385円  NZドル/円 79.39円
 ポンド/円 151.08円  南アランド/円 10.040円
 カナダドル/円 95.57円  スイスフラン/円 105.76円
※週末の東京金融取引所清算価格より 
今後の注目指標
7月29日(月)
時間 注目点 予想 前回 
17:30
23:00
・英 6月消費者信用残高
・米 6月中古住宅販売件数
7億GBP
-1.0%
8億GBP
+6.7%
7月30日(火)
時間 注目点  予想 前回
8:30
8:50
18:00
22:00
23:00
・日 6月失業率
・日 6月鉱工業生産・速報値
・ユーロ圏 7月消費者信頼感(確定値)
・米 5月ケース・シラー米住宅価格指数
・米 7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
4.0%
-1.5%
-17.4

81.0
4.1%
+1.9%
-17.4
152.37
81.4
本日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)開催1日目です。   
7月31日(水)
時間 注目点 予想 前回 
18:00
20:00
21:15
21:30
22:45
・ユーロ圏 6月失業率
・米 MBA住宅ローン申請指数
・米 7月ADP雇用統計
・米 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)-4Q
・米 7月シカゴ購買部協会景気指数
12.2%

18.0万人
+1.0%
54.0
12.2%
-1.2%
18.8万人
+1.8%
51.6
27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に、政策金利が発表されます。0-0.25%に据え置くとの見方が大半です。
8月1日(木)
時間 注目点 予想 前回 
10:00
23:00
・中 7月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)
・米 7月ISM製造業景況指数

52.0
50.1
50.9
20:00 英イングランド銀行(BOE、英中央銀行)が金利を発表します。0.50%に据え置くとの見方が大半です。また、  20:45には欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表します。 0.50%に据え置くとの見方が大半です。
8月2日(金)
時間 注目点 予想 前回 
21:30
21:30
・米 7月非農業部門雇用者数変化
・米 7月失業率
18.5万人
7.5%
19.5万人
7.6%
 主要国の政策金利等
 国名 政策金利   コメントなど
 日本  0.1% 7月11日、日銀は、マネタリーベース(資金供給量)を年間60~70兆円増加させるなど現状を維持。景気判断は「穏やかに回復しつつある」とし、7カ月連続の上方修正となりました。
 米国  0.25% 6月19日のFOMCで、政策金利の据え置くと発表。月850億ドルのMBSと米国債購入を継続。量的緩和の縮小を明示する中、金融政策は緩和のままであることを強調
 ユーロ圏  0.50% 7月4日、ECBは政策金利を0.50%に据え置くことを決定。ドラギ総裁は、今後のECBの金利政策について、「可能な限り長く、現水準かそれ以下の水準にとどめることになるだろう。インフレ懸念については、景気低迷と金融市場の落ち着きにより中期的に物価上昇が抑制されると予測している。」と述べた。
 英国  0.50% 7月4日、BOEは、カーニー新総裁の下、政策金利を0.5%で据え置くことを決定。「8月の政策委員会では”時間軸政策”の分析が重要な意味を持つ」とし、次の会合で低金利継続期間を予告し、長期金利引き下げを狙う新たな手法を導入することを示唆。
 豪州  2.75% 7月2日、RBAは政策金利を2.75%に据え置く事を決定。豪中銀は「引き続き景気・物価の下振れを警戒。追加利下げの余地がある」と言及し、更なる利下げの可能性を示した。
 南アフリカ  5.00% 7月18日、SARBは市場予想通り政策金利を5%に据え置き。2012年7月の利下げ以降、6回合連続。通貨の下落と原油価格の上昇を受け、2013年~2015年のインフレ予想を引き上げられ、景気見通しは、電力供給の制約を主な理由に引き下げられました。
エフピー ’S Eye
~QE3縮小への道のり、IMF予想が示される~
IMF(国際通貨基金)は、米国に対し「年次経済審査報告」を発表しました。2013年は経済成長が穏やかなペースに留まり、失業率も高水準のまま推移すると予想し、FRB(連邦準備制度理事会)による量的緩和は、年末頃まで継続、来年にかけて縮小を開始するのが妥当だと予想し、ゼロ金利政策は2016年初めまで続くとしました。



尚、先々の相場展開などを保証するものではありませんので、
投資はご自身の判断にて行っていただくよう十分にご留意ください。

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